テキストのご案内

本会では、「―実務に役立つ手引き書-建築基礎構造の設計(建築基礎設計士テキスト2015年度版)」を発行しています。これは、建築基礎設計士試験運営委員会が「建築基礎設計士テキスト」として2009 年に新規作成し、2010年の改訂を経て、今回、5年ぶりに改訂したものです。 
本書の最大の特徴は、設計実務で必要になる基礎構造の部分と、理解しにくい土質力学の部分とを、完全に分けて編集していることです。これにより設計実務者が使いやすい「手引き書」になっており、一般の教科書とは大きく異なる点です。 
下の目次のように、建築基礎構造の設計ですぐに必要になる事項(地盤調査、直接基礎、杭基礎、地盤改良など)は、すべて第Ⅰ編に記載しています。第Ⅱ編はその基本となる土質力学の知識で、第Ⅰ編を読み進める時に出てくる事項の背景や根拠を調べるときに参照してください。第Ⅲ編は設計・計算例、第Ⅳ編は参考資料が掲載されています。

一部5,500円(本体価格5,000円、消費税500円)で販売しておりますので、ご希望の方は下記よりお申し込みください。

 (送料は当会負担。インボイス発行事業者登録番号:T7010005019672)

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名義:一般社団法人 基礎構造研究会

目次紹介(全310ページ)

第Ⅰ編 建築基礎構造に関する知識

第1章 土の分類

第2章 地盤調査

  1. 2.1 地質学上の区分
  2. 2.2 地盤調査の目的および概要
  3. 2.3 ボーリングおよびサンプリング
  4. 2.4 サウンディング
  5. 2.5 ボーリング孔を利用した試験
  6. 2.6 土質柱状図

第3章 基礎の設計計画

  1. 3.1 基礎
  2. 3.2 基礎の設計方針
  3. 3.3 設計用荷重及び外力
  4. 3.4 基礎形式の選択条件
  5. 3.5 液状化に対する検討
  6. 3.6 地盤沈下

第4章 地盤の動的解析

  1. 4.1 概要
  2. 4.2 地震荷重
  3. 4.3 地盤の応答解析
  4. 4.4 地盤と構造物との動的相互作用
  5. 技術ノート(1) 周波数領域と時間領域

第5章 直接基礎

  1. 5.1 設計の基本事項
  2. 5.2 鉛直支持力
  3. 5.3 沈下量の算定
  4. 5.4 限界沈下量および不同沈下対策
  5. 5.5 フーチングの設計
  6. 5.6 水平力に対する検討
  7. 技術ノート(2) 偏心荷重が作用するべた基礎接地圧の計算

第6章 杭基礎

  1. 6.1 杭基礎の種類と施工法
  2. 6.2 杭の施工法とその特性
  3. 6.3 杭の鉛直支持力
  4. 6.4 杭の水平抵抗機構
  5. 6.5 杭の現場試験

第7章 杭基礎の設計

  1. 7.1 杭基礎設計の基本事項
  2. 7.2 杭の鉛直支持力に関する設計
  3. 7.3 杭の沈下量に関する設計
  4. 7.4 地盤沈下地帯における問題
  5. 7.5 杭の引抜き抵抗
  6. 7.6 杭の水平抵抗に関する設計

第8章 地盤改良

  1. 8.1 地盤改良の概要
  2. 8.2 地盤改良の設計
  3. 8.3 その他の地盤改良工法

第9章 擁壁

  1. 9.1 擁壁の種類と検討事項
  2. 9.2 擁壁の設計に当たっての注意事項

第10章 関連法規

  1. 10.1 建築基準法第20条(構造耐力)
  2. 10.2 建築基準法施行令第93条(地盤及び基礎ぐい)
  3. 10.3 平成13年7月2日国土交通省告示第1113号
  4. 10.4 建築基準法施行令第38条(基礎)
  5. 10.5 平成12年5月23日建設省告示第1347号
  6. 10.6 建築基準法第37条(建築材料の品質)

参考文献(第Ⅰ編)

第Ⅱ編 土質力学に関する一般知識

第1章 土の物理的性質

  1. 1.1 土の組成
  2. 1.2 土の基本量
  3. 1.3 砂の相対密度
  4. 1.4 粘土のコンシステンシー

第2章 地下水

  1. 2.1 地下水を考慮した地中の応力状態
  2. 2.2 土の浸透性と透水係数の求め方
  3. 2.3 砂のボイリング・液状化および盤ぶくれ現象

第3章 土の圧縮性

  1. 3.1 土の圧縮性
  2. 3.2 土の圧縮性計算法の原理

第4章 土の圧密

  1. 4.1 圧密現象と圧密理論
  2. 4.2 圧密試験

第5章 土のせん断強さ

  1. 5.1 土の強さと評価式
  2. 5.2 土のせん断破壊条件
  3. 5.3 土のせん断試験法
  4. 5.4 砂および粘土のせん断強さ

第6章 土圧

  1. 6.1 土圧
  2. 6.2 土圧の計算法

第7章 地中応力

  1. 7.1 鉛直地中応力の略算法
  2. 7.2 弾性理論に基づく鉛直地中応力の計算法
  3. 7.3 応力球根
  4. 7.4 接地圧

参考文献(第Ⅰ編)

第Ⅲ編 設計例・計算例

第1章 設計例

  1. 【 設計例1 】高支持力杭(プレボーリング工法)の設計例
  2. 【 設計例2 】高支持力杭(中掘り工法)の設計例
  3. 【 設計例3 】摩擦杭(プレボーリング工法)の設計例
  4. 【 設計例4 】場所打ちコンクリート杭(アースドリル拡底工法)の設計例
  5. 【 設計例5 】場所打ち鋼管コンクリート杭(アースドリル拡底工法)の設計例
  6. 【 設計例6 】深層混合処理工法の設計例
  7. 【 設計例7 】締固め工法の設計例

第2章 計算例

  1. 【 計算例1 】二層(下部に粘性土層のある)地盤の鉛直支持力度
  2. 【 計算例2 】Chang式を用いた水平地盤反力係数khの変位低減による収束計算 275
  3. 【 計算例3 】Chang式を用いた水平力分担(その1:杭頭接合の違い)
  4. 【 計算例4 】Chang式を用いた水平力分担(その2:杭径の違い)

第Ⅳ編 参考資料

第1章 設計用荷重

  1. 1.1 固定荷重( G )
  2. 1.2 積載荷重( P )
  3. 1.3 積雪荷重( S )
  4. 1.4 風圧力( W )
  5. 1.5 地震力( K )
  6. 1.6 土圧、水圧その他の荷重及び外力
  7. 1.7 荷重の組み合わせ

第2章 施工の知識

  1. 2.1 現地下見と事前調査・現地照査
  2. 2.2 事前準備
  3. 2.3 機材の搬入
  4. 2.4 作業ヤード

第3章 用語の解説 297

  1. 3.1 構造力学に関する用語
  2. 3.2 架構モデル
  3. 3.3 荷重
  4. 3.4 単位